謄写版(ガリ版)の未来を思い活動する「10-48」のこと
“10-48″ はトーシャ(謄写)と読みます。
“10-48″ は、版画家・神﨑智子が主宰する、謄写版(ガリ版)の表現を伝える広める活動です。
小平市にて、謄写版(ガリ版)のための版画工房を運営。
ワークショップや体験を通して、謄写版・ガリ版の様々な魅力をご紹介されています。
今回、神﨑さんとご縁が繋がり、ondoを主宰するG_GRAPHICS inc.にて、
現在の謄写版と版画を繋ぐためのアーカイブ書籍「10-48 謄写版のこれまで・これから」の
デザインをお手伝いさせていただきました。
謄写版を愛し、後世に繋ぎ残していくための”10-48″ 活動に共感し、
ondoでもたくさんの方に知っていただけるよう、
書籍や作品を通して、謄写版(ガリ版)についてご紹介していきたいと思います。
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謄写版って何ですか?
謄写版=ガリ版とは簡易印刷のひとつで、孔版画の一種になります。
原紙(ロウをひいた雁皮紙)に、鉄筆でヤスリの上から文字や絵をかく。
ガリガリと音をたてて製版する様子から「ガリ版」と呼ばれるようになったようです。
手軽に出来て、意外に繊細な表現ができる
謄写版は銅版画のエッチングような繊細な線の表現が出来、
またソフトグラウンドやリトグラフのような鉛筆で描いたような線も表現できる版画です。
この手法は孔版画の分類になりますが、シルクスクリーンよりも機材が必要でないので手軽に制作することが出来ます。
油性インクを使いますが、片付けがラク
謄写版の版となる物は「原紙」と呼ばれるパラフィンロウをひいた雁皮紙(がんぴし)を鉄筆とヤスリで製版するので、
銅版画のような製版時に溶剤による腐食がありません。
また、紙ですので版の処分も手軽に出来ます。
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謄写版(ガリ版)作品
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About 10 – 48
■10-48.net
謄写版・ガリ版の基地としてワークショップや講座、HOWTOを公開。
書籍や謄写版をするための道具も販売しています。
■ATELIER10-48
東京都小平市の文教エリアにて謄写版のための版画工房として活動しております。
場所:東京都小平市鈴木町1-30-95
最寄駅:西武新宿線「小平」駅下車もしくはJR中央線「武蔵小金井」 両駅バス約15分
お車でのお客様:中央自動車道「国立府中」出口より約30分

謄写版のこれまで・これから/The past and future of mimeograph / PRODUCT
¥3,618(税抜)

Octopus arabesque / PRODUCT
¥16,700(税抜)


月餅 / PRODUCT
¥-(税抜)

Pieces3 / PRODUCT
¥8,000(税抜)

くま / PRODUCT
¥7,000(税抜)


器5 / PRODUCT
¥-(税抜)